手塩にかけた娘を嫁にやる心境って、こんな感じか!?どうもオーナー寺尾です。 7月に当店に運び込まれた1本のロングボード。完全にど真ん中でポッキリ折れて真っ二つになっていました。
そうです、なんとこれをリペアしてくれとの依頼・・・。
さすがに真っ二つのロングボードをリペアして元通りにするのは厳しいか!?
どうしようか・・・、受けるのか!?
結局皆さんご存知のように、私の『NO』と言えない性格がここでも災いして受けてしまった・・・。
この日から、ひたすらこのロングボードとの長く苦しい戦いが始まりました。
まずは、強度を戻すために骨となるストリンガーを3本埋め込み、2つを一つに、そして折れた部分を成型するためのパテ、表面強度を出すためのガラスクロス、この作業を何度も何度も・・・、
なんせリペアの部分がでかすぎて上手くいかない、ボトム、レールの形状を元通りにするのに数え切れないほど何度もトライした。 今日、遂に最後のサンディングを終えてこの2カ月の長い戦いを無事終えました。目をつむって触ると全く境目も分からない。最後の塗装は自分でするという事なので、下地だけ塗って、塗装の仕方を教えて終了~!
あまりに手塩にかけたので、納品時には嫁に出す親の気持ちを知りました・・・。
おかげでリペアの技術が究極に上がりました!皆さん、サーフボードのクラッシュリペアは当店にお任せください。
追伸、やっぱり『No』と言える日本人になろうと思います。