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関係なくない


今回、言及すべきか否か、悩んだけれど、無関心が一番の悪なのではないかと思い、ブログに綴ります。

スノーボード業界に携わる全ての人間が今一度、この出来事を他人事で済ませずに考えなければいけない。

『奈良県葛城市で9月に乗用車で追突事故を起こし、負傷者を残して逃げたとして、奈良県警が道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、2014年ソチ冬季オリンピック(五輪)のスノーボード男子ハーフパイプ銅メダリストの平岡卓選手(23)を任意で事情聴取していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。今後、書類送検する方針。

取材に応じた平岡選手の関係者によると、平岡選手は事故の前夜、酒を飲んでいた。当日起床後に運転し「ブレーキとアクセルを踏み間違えて追突した」と周囲に説明。県警は飲酒の有無を調べる。

捜査関係者によると、平岡選手は9月29日午前9時55分ごろ、葛城市新庄の県道で乗用車を運転中、軽乗用車に追突。軽乗用車の女性(40)が軽いけがをしたが、そのまま逃走した疑いがあるとしている。

軽乗用車は弾みで歩道に乗り上げ、4歳男児と39~49歳の男女3人に接触。この4人も軽いけがをした。』以上転載

『スノーボーダーは・・・』という目に見えないレッテルを感じてしまうことがある。

確かに、そうかもしれない。自分自身はどうなのか?僕自身、人として褒められるような人間ではないだろう、さんざん悪いこともしたし、心の中には人に言えないことだってある。

『関係ない』ってさらっとかわすこともできるけど、日本を背負って命がけで夢を見せてくれた人間に背を向けることはできない。

被害者がいることも事実。同じ奈良県にいて同じスノーボード界に生きる先輩として謝るべき人に謝りたい。

『本当に申し訳ない。』

僕という人間は善人ではない、どちらかと言えばクズの部類だろう。でもスノーボードをしているせいでクズなのではなく、スノーボードのおかげでクズに踏みとどまったのかもしれない。

だから、平岡選手からスノーボードを取り上げてはいけない。

平岡選手はきっと後悔しているでしょう。

一人で先の見えないどん底にいるのかもしれない、今は落ちるところまで落ちるしかない、落ちきったら踏ん張って得意のオーリーで跳ね上がって来てほしい。

メディアの報道の仕方を批判したり、無関係を装ったり、そんな事するよりも誰かが失敗したらみんなで謝って、みんなで償っていく、でなければ僕らはいずれ絶滅するだろう。

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